2013年5月5日日曜日

Proxy付PCでのAndroid+Git開発環境構築で大コケした話

どうも。
更新するんだーって言ってた割には更新できてなかった私ですこんにちは。

最近、学校のネット環境を利用したPCでAndroidを使った開発をやることになったので、Android ADT BundleとおなじみGitを使って開発環境を構築しようと思ったら予想以上に面倒なことになったのでメモしておきます。

まず学校の環境。

  1. DHCP手動割り当て
  2. サブネットマスクはいつもの(255.255.255.0)
  3. ローカルサーバーProxyの経由必須
  4. WindowsServerにユーザーデータがおいてある

3番目と4番目のこいつらが予想以上に邪魔してくれました。
ちょっとコツがわからないと環境組めないのでメモしておきます。




ADT Bundle

ADTBundleの設定はいつも通りというか基本的に通常の環境と変わりません。
PleiadesのプラグインをADTBundleに当ててやってハイおしまい……だとでも思ったか

プロキシの設定

Android SDK Toolsのプロキシ設定は確実にしないといけません。

SDKManagerを開いて、
[Tools] => [Options] で出てくるHTTP ProxyとPortを設定しないとそもそもダウンロードすら出来ません。これで数人の同志達が頭抱えてました。

WindowsServer対策

WindowsServer経由でログインして、ローカル環境にインストールしている関係上、ユーザーディレクトリ直下にできる「.Android」ディレクトリがmasterユーザーと自分のユーザーディレクトリにできてしまいます。
この状態だとAVD(エミュレーター)がマトモに動きませんので注意。
というわけで対策します。

シンボリックリンクの作成
何かと便利なシンボリックリンクの作成。Linuxで作業するときはよくお世話になりました。
とりあえず、masterユーザーディレクトリから自分のユーザーディレクトリにシンボリックリンクを張ります。

mklink /d C:\Users\自分のユーザー名 C:\Users\master

だいたいこんな感じかな。

Git(SourceTree)

学校の課題とはいえ、バージョン管理とかはやっておきたかったので、Gitを入れることにしました。
最近SourceTreeのWindows版が出て少し話題になっていたのと、コマンドラインより簡単そうだったので入れてみました。
   ⇒おもいっきり落とし穴でした。

SourceTreeのインストールはダウンロードしてClickOnceを使ってインストールするだけ。
ただし、.Net freamwork 4のインストールをしていないと怒られるので、素直に従ってインストールします。

Gitがシステムにインストールされていない(msysgitとか入れてない)場合はEmbedded Git(俗にいうPortable Gitとかいうやつ)を入れるかどうか聞いてくるので、素直にインストールしましょう。今回はこれを使用していることを前提に話を進めます。

インストールが終わったら、SourceTreeのメイン画面が出てきますが、一旦閉じます。
エクスプローラを隠しファイルが見れる設定に変更して、

C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Atlassian\SourceTree
にアクセスします。
この中にgit_localというフォルダができているハズなので、このフォルダの中の「git-bash.bat」を開きます。

開くとLinuxライクなコマンドプロンプトが表示されるので、ここで、
git config --global http.proxy http://プロキシアドレス:プロキシポート
を実行して、何も出て来なければOK。

これでGitが使えるようになりますが、いくつか制約が。
確実なGitへのアクセスはHTTP経由のみ。(ssh接続はプロキシの関係でできない場合がある)
※git cloneするときとかはgithubやbitbucketのcloneコピペモードをsshからHTTPに変更する必要アリ

HTTP経由でGitへアクセスする度にユーザー名・パスワードが求められる。(コマンドラインのみ)
※SourceTreeではユーザー名・パスワードが保存されます。

つまるところGUIでしかプロキシ環境ではマトモに使えないことになります。

実はこれを全部設定するのに丸一日かかりました。2回目からは1時間くらいで終わりました。とほほ…。

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